【レビュー】ZALMAN T8を使って実際に自作PCを組んでみた【3000円】
今回はAmazonで販売されている最安レベルのATXケース、ZALMAN T8を実際に使用しレビューします。
3000円強ながらATX対応で、LEDまで搭載しているというので驚きです。

価格コムのPCケース人気ランキングでも上位に入る人気を誇ります。
商品詳細
商品名 | ZALMAN T8 |
価格 | 3,091円(2024年2月3日現在) |
外形寸法 | 200×423×394(mm) |
重量 | 2.6kg |
電源サイズ | ATX電源 |
5インチ/3.5インチ/2.5インチベイ | 1つ/1つ/4つ |
搭載可能ファンサイズ(前/後/上) | 140mm×2/120mm×1(搭載済み)/120mm×1 |
最大搭載可能グラフィックボード | 295mmまで |
最大搭載可能CPUクーラー | 160mmまで |
重量が2.6kgとかなり軽量かつ、奥行きも40cm程しかない非常にコンパクトなケースです。
以前使用していたVersa H26と比較しかなりコンパクトな印象を受けます。
外観

商品画像通りかなりシンプルなケースです。
側面は両側とも鉄板となっており、内部を見ることはできません。
LEDが鬱陶しいと思う方にはうってつけのケースかもしれません。

前面のLEDはペリフェラル電源コネクタに接続すると光ります。
色や発光パターンなどはケース上部のボタンで変更可能です。
フロントI/Oの構成

左から電源ボタン/ステータスランプ×2/ケースLED発光パターン変更ボタン/USB2.0/イヤホン端子/マイク端子/USB2.0/USB3.0となっています。
最近のケースによく搭載されているUSB Type-C端子はありませんが、Type-Aポートが3つあるのはありがたいです。

内部も極めてシンプルです。
最初からMicro-ATX用にマザーボード取り付けスペーサーが固定されています。
裏側配線も可能ですが、かなり狭いので難易度は若干高いです。

フロントパネルも取り外し可能です。
付属品など

・足用のスポンジ
・結束バンド
・マザーボード用スペーサー
・各種ネジ
・マザーボード用ブザー
自作PCに必要な付属品については基本的にそろっています。
この価格帯でマザーボード用のブザーまで付属しているのは驚きです。
いざ組み立て
今回はサブPCとして以前使用していたパーツを使用し組み立てました。
構成は以下の通りです。
CPU | Ryzen5 3600 |
GPU | ZOTAC GeForce GT 1030 |
RAM | 8GB×2 |
MB | Asrock AB350 Pro4 |
電源 | Thermaltake SMART 500W |
SSD/HDD | 128GB/1TB |
CPUとグラボがいびつな構成ですがネットサーフィン程度にしか使用しないので問題ありません。

ということでサクッと組んでしまいました。
特に変わった仕様などは無く、自作に慣れている方であれば30分ほどで組み立てることができるかと思います。
少しグラボ取り付け部のネジ穴がずれているのか、ネジで強引に固定する羽目になってしまいました。
写真からも分かるようにATXサイズのマザーボードを搭載すると、結構ギリギリなサイズ感となります。
CPUクーラーは160mmまで搭載可能なので問題ありませんが、グラボに関しては最大295mmなので三連ファン搭載の大型モデルなどは使用不可です。
また、コンパクトな分排熱もシビアな部分があるので、オーバークロックモデルなども避けたほうが良いかもしれません。
今回は発熱の少ないロープロのGT1030なので40度前後で安定して動作しています。
ドライブケースの脱着方法

全体的にスムーズに組み立てられるケースですが、外し方で1点悩んだのがこちらの3.5/2.5インチ共用ドライブケースです。

最初はスライドで外れるかと思っていましたが、脱着するには底面のネジを外しスライドする必要があります。

ちなみにこちらのケース、下にHDD/上にSSDを載せることができる優れモノでした。
使用感

格安ケースながら装飾用LEDの色が7色に変えられるなど最低限プラスアルファのあるケースです。(電源を繋がなければ発光しません)
また、奥行き40cm弱のコンパクトなケースなので机に置いても邪魔にならないサイズ感です。
一方でコンパクトな分排熱面は少しシビアなので、あまり発熱の多いパーツは使用しない方がよいかと思います。
特に静音性などが高いケースではありませんが、ファンの回転数が上がる作業をしなければ特別うるさいということはありません。
組み立てや配線はコンパクトな分少し気を使いますし、ネジ穴が少しずれている場合もあるので初めて自作PCに挑戦するという方にはお勧めしずらいケースです。
一方で、最低限組めればいい、サブPC用になんでもいいからケースが欲しいという方にはお勧めできるケースです。
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